キュウリとトマトが収穫の季節を迎えている。当地の畑にもキュウリとトマトを見かけるようになった。いずれも黄色の花をつけているが、キュウリには一つの株に雌花と雄花がついている。キュウリの花は受粉しなくても、実が大きくなる性質があり、単為結果性と呼んでいる。ウリ科のキュウリは雌雄異花。受粉には昆虫の助けが必要で、昆虫の力をかりるには、遠くからでも目につきやすい黄色に進化してきたのかもしれない。
ナス科のトマトは雌雄同花で自家受粉できるので昆虫に頼る必要性は小さいと考えられる。
トマトの花は同じ側についている。本葉8葉から9葉に最初の花房がつき、その後は3葉おきに花房をつける規則性があるので、花房を畝の外側に向けて植えると収穫作業がしやすくなるようだ。