赤羽根日誌 366 ヤナギハナカサ 一日一種の生き物記録

 

空き地にヤナギハナガサがポツンと咲いていた。クマツヅラ科の多年草。原産地は中央アメリカ、南アメリカ。日当たりのいい道端、空き地、土手などの荒れ地に生える。草丈は60~150cmに伸び、よく枝分かれするのが特徴。直立した茎は4~6角形で全体に粗い毛が生え、触るとザラザラする。葉は広線形で浅い鋸歯があり、長さ10cm前後。茎先に小さな花がかたまって咲き

 

、花は長さ1cmほどの筒状で、白い毛が密生し、5裂した花径は3mmほど。名前の由来は、細い葉を柳に、かたまって咲く花を花笠に見立てて、つけられた。

 

園芸種として入ってきたものが逃出して野草化し、ほぼ全国に分布している。野草化しているものの、美しいので今も庭に植えられることがあるようだ。