赤羽根日誌 363 メドーセージ 一日一種の生き物記録

 

道端にメドーセージ(サルビア・ガラニチカ)。南アメリカに分布するシソ科アキギリ属の多年草。

 

 分布域はブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北部など、南米の広い地域にあり、標高1000m以下のジャングルや森林の中などに自生する。日本では本種サルビア・ガラニチカ(Salvia guaranitica)が「メドーセージ」の名前で流通しているが、メドーセージとは本来サルビア・プラテンシス(S. pratensis)の英名。花期は5月~11月。花期になると、茎の上部、または枝先に花序を出し、10数個の花を穂状に咲かせる。花序は2025㎝程度の長さになり、花はシソ科やゴマノハグサ科の植物に多く見られる唇形花。唇形花は、花茎1.5㎝程度、花長35㎝程度の大きさで、上唇はフード状、下唇は短くなっており浅く2裂である。