空き地にブタナ。国立環境研究所 侵入生物データベースによると、「多年草。全体の外見はタンポポに似る。葉はすべて根生し、両面に黄褐色の硬い毛を密生。分裂するものも羽状に深く裂けるものもある。茎は高さ50cm以上になり、枝は0~3本。所々黒色の鱗片状に退化した葉をつける。頭花は径3~4cm、総苞片はほぼ3列で直立、背面に白色の毛が1列に生える。舌状花のみからなり、花冠に5歯があり冠毛は花筒部の半分以下。花床には1.7cmになる細い鱗片がある。果実(痩果)は微細な突起を密生し、先は長くのびて冠毛は羽状に分岐.染色体数2n=8.ヒメブタナと雑種をつくる。頭状花、虫媒花。また、根茎により繁殖。繁殖期は5~9月。生態的特性としては、土壌の種類、乾湿、肥沃度、pHに対する適応性は大きい。耐寒性があり平地から高山地まで生える。刈り取りや踏みつけへの耐性もある」と記載されていた。
侵入年代 は、1933年に札幌、1934年に神戸で確認、1940年代以降分布拡大。在来種、畑作物、牧草との競合などに影響を及ぼしている。