道端にネズミモチ。和名は、果実がネズミの糞に似て、葉がモチノキのようであることに由来する。モクセイ科の常緑広葉樹。実は長さ7ミリ程度の楕円形。日本では、関東地方以西から沖縄に広く分布するネズミモチ(Ligustrum
japonicum)や、中国原産で全体に大型のトウネズミモチ(L.
lucidum)が栽培されている。いずれも濃い緑色の常緑の葉で、日陰にも耐え、刈り込んでもよく萌芽するので、生け垣などに用いられたり、排気ガスにも強いために道路の緑地帯などにも植えられている。円錐花序に甘く香る小さな白い花を多数つけていた。