散歩道で、行列しているアリを目撃した。アリの行列をじっくり観察したのは、少年時代以来かもしれない。土畑重人(昆虫生態学研究者)氏によると、「アミメアリは、背中に網目があり、日本ではどこにも存在していて、行列しているアリは十中八九アミメアリである。普通、アリは女王アリと働きアリがいて女王アリは産卵し、働きアリがエサを運び巣を管理するが、アミメアリは全員が卵を産み、みんなに平等にエサを与えて、みんなで育てる。女王とワーカーといういわゆる階級の差がない」と述べている。体は全体的に明るめの褐色で、頭部と胸部の表面は網目状の凹凸が
あるため、拡大してみるとブツブツ感がある。胸部の背面には2本のトゲ状の突起があるという報告もみられた。当地においては、初観察となった。