カラムシの葉にベニカミキリが止まっているのを目撃した。前胸部の背板と上翅は鮮やかな赤色。前胸部には5個の小さな黒色の紋が見られる。ベニカミキリは昼行性で、よく飛び回り花に集まるカミキリムシとして挙げられている。今回観察した個体はカラムシの葉に止まっていた。体長約17mm。当地においては初観察・記録となった。体色の紅色は、身を守るために毒を持っているように見せかける擬態の姿といわれている。雌雄の区別は、触角の長さの違いで見分けることができとされ、雄の触角は、体長の1.5倍ほど、雌は、体長とほぼ同じ。本個体は雌と思われる。