赤羽根日誌 341 ウススジオオシロヒメシャク 一日一種の生き物記録

 

林縁で、大きさ開帳約20㎜のヒメシャクを初観察した。類似のヒメシャクがあり、種の同定に困難を極めた。前翅の横脈紋は円形。ヒトツメオオシロヒメシャクのような黒環はない。2・3室は黒く、明瞭に灰黄色のラインで区切られる。小さな灰黄色の紋が見られる。外横線は薄い。横脈紋から少し離れたところを通る。ヒトツメオオシロヒメシャクとは、前翅の横脈紋内の黒色の部分の入り方の違いで区別した。クロスジオオシロヒメシャクと酷似しているが、後翅の横脈紋と外横線の位置関係で区別できた。前翅の横脈紋の後縁よりに、本種は灰黄色の紋が入るのが特徴のように思える。以上のような特徴から、ウススジオオシロヒメシャクと判断した。