林縁で大きさ7-8mmのハエトリグモを見かけた。調べるとマミジロハエトリの成体メスであることが判明した。メスの頭胸部の後方にU字状の白い模様があり、腹部は白,茶の霜降状の模様をしている。人家周辺から山地まで広く生息し、草原、生垣など日当りの良い植物上でよく見られるといわれる。ネコハエトリのメスによく似るが、マミジロハエトリには腹部先端周辺に1対の黒斑が見られ、ネコハエトリには目立った黒斑は見られない。ハエトリグモの仲間なので、網を張らないで動き回りながら獲物を探して捕獲する狩猟型(徘徊性)のクモである。