赤羽根日誌 321 キアシナガバチ 一日一種の生き物記録

 

カラムシの葉に初めて見かけるハチが止まっていた。調べると、キアシナガバチであることが判明した。東京・世田谷で過ごした小学生時代、自宅玄関前のアシナガバチの巣を採ろうとしたときに瞼を刺された苦い思い出がある。

 森林生物データベースによると、日本で最も大きなアシナガバチであり、体色は背中の後ろに鮮黄色の斑紋があるのが特徴とされている。また、触角は先の1/3が黄色く見える。体長は約2126mm。本種の前伸腹節には黄色の二縦線がある。オスは触角の先端が太いことで雌と区別する。低山地に多い傾向がある。日本産アシナガバチ類のなかでは最も攻撃性および毒性が強いとされる。