赤羽根日誌 316 クサグモ幼体 一日一種の生き物記録

 

フキの葉とスギナに営巣していたクモを見かけた。種の同定に困難を極めたので、クモの専門家池田博明様にお尋ねしたところ、クサグモの幼体であることを教えてくださった。クサグモの仲間は、幼体の時の色で見分けられるらしい。幼体は赤い頭部に黒っぽい腹部という単純な色をしており、斑紋がはっきり出てくる成体と異なっていることが理解できた。昨年6月にシート状の巣でクサグモの成体と思われる個体を観察して以来の記録となった。クサグモの成長過程によって体の特徴の一端を知ることができた。