道端のスギナに見慣れぬ幼虫を見かけた。調べるとクワゴマダラヒトリであることが判明した。ヒトリガの仲間で、名前に「クワ」と入っているが、その食性は広く色んな植物で見ることができるようだ。首元に黄色っぽい毛が生えており、襟巻きをしているように見えるのが特徴。模様は個体によって変化が少しあるようだ。基本はゴマダラっぽい模様に「く」の字になったような模様が入っている。蛾(ガ)の分類で更に細かく「ヒトリガ科」に含まれる一種になっている。「ヒトリ」は「一人」ではなく「火取」。これは、ヒトリガの仲間の多くに走光性があり、光に集まってくる習性から名付けられた。幼虫は小さい頃は糸を吐いて巣を作る。そこで集団生活をするので「クワの巣虫」の別名もある。