赤羽根日誌 281 ムスカリ 一日一種の生き物記録

道端に鮮やかな青紫色の花。ムスカリ。今回初めて観察した。丸い壺形の小花が、ブドウの房のように密集して咲いていた。ムスカリ属には4050種があるといわれ、M・ボトリオイデスとM・アルメニアカムが最も多く、濃紫から淡青、白花などいくつかの品種があり、香りの強いものも見られる。開花期は3月初旬から4月末頃。花色は鮮やかな青紫色だが、花弁はあまり開かない。原産地は南西アジアあるいは地中海沿岸地方で、地中海沿岸が分布の中心。 日本には1980年ごろから市場に出回るが、各地の公園や庭先などでごく普通に見られるまでになったといわれている。