散歩道で見慣れぬチョウが翅を広げているところを観察した。枯葉や枯れ木のある所へ移動した後、飛び去ってしまった。図鑑(里山・雑木林の昆虫図鑑、今井初太郎、メイツ出版)で調べると、翅の模様からテングチョウであることが判明した。当地においては、初めての観察となった。成虫で越冬し、3月頃に出現すると記載されていた。観察時の外気温21℃、湿度46%を表示していた(9時8分記録)。蝶鳥ウォッチング(yoda1.exblog.jp)によれば、雌雄の区別は前翅では明色斑が雌で横長になり、後翅では細長い翅形に外縁の丸みが出ていること、前翅端の角度と、後翅外縁の直線部の長さが大きな識別点になっていると記載されていた。観察した本個体が雌雄いずれかであるかの判断は、比較のためにさらなる個体観察が必要であると考えた。