赤羽根日誌 276 ネコヤナギ 一日一種の生き物記録

春の訪れを告げる花と言われているネコヤナギ。その名の通り、ネコのしっぽのような花穂がとても可愛らしい樹木。日本全国で普通に見られるヤナギの仲間。庭木や生け花としても利用されている。花は絹毛をまとった尻尾状で、葉に先立って展開する。葉の特徴葉は細長い楕円形で、互い違いに生える。 葉の先は尖り、柄はくさび形をしている。この花について属名の Salix はケルト語の「sal(近い)+lis(水)」からきており、水辺に多いことから名づけられた。 種小名の gracilistyla は「花柱の細長い」という意味である。その他和名の由来は、花穂に密生する絹のような毛を、猫の毛に見立てたものである。