赤羽根日誌 255 ヒイラギナンテン 一日一種の生き物記録

 

林縁でヒイラギナンテンを見かけた。台湾、中国に分布する常緑性の低木。葉がヒイラギ、実の付き方がナンテンに似ているためこの名前がつけられた。光沢のある葉は美しい。また葉は革質で厚みがあり、縁はぎざぎざになり、その先端がかたく針状になっている。冬になると葉は赤く色づいて見える。春に茎の頂点から花茎を横から斜め下伸ばして小さな黄色い花をたくさん咲かせる。雄しべは触れるとめしべの方向に動くおもしろい性質がある。花後には丸い果実がブドウのように房状になってたくさん付く。果実は6月頃に黒紫色に熟し、表面は白い粉を吹くことが知られている。