イソヒヨドリを初観察した。畑の支柱上に停止している場面から、道路上に降りてきて何かをついばむ様子をカメラに収めた。胸から上が青く、腹は赤茶色である特徴から雄であることが判明した。当地においては、初めての目撃であっただけに嬉しい出会いであった。イソヒヨドリは、海岸付近の岩場に生息することの多い留鳥であるが、内陸部への進出が著しく、避雷針やアンテナでさえずったり、人家の屋根などに巣を作ったり、庭の餌台に現れたりしていることが、「かながわの鳥図鑑」(1992)に記載されていた。これまで茅ケ崎市内における分布は少なかったようだ。越冬期におけるこれからの動向に注目していきたい。