赤羽根日誌 244 ヤマノイモ 一日一種の生き物記録

 

ヤマノイモを林縁で観察した。葉は対生し、長さ510cmの三角状披針形で基部は心形、先は長くとがる。葉腋にしばしば珠芽(ムカゴ)がつく。ヤマノイモの名前があるが、山林内に限らず、いたるところでごく普通に見られる多年草。市街地でも道ばたのフェンスや植え込みにつるをからませる。根は自然薯(じねんじょ)とも呼ばれ、食用になる。夏から秋にかけて、葉のわきに直径1センチメートルほどのむかごができる。むかごは繁殖手段のひとつで、これが地に落ちると芽を出して、新しい株として成長を始める。