散歩道の林縁には、シダ植物が多い。シダの観察対象は主に葉であることが「写真でわかるしだ図鑑(池畑怜伸, トンボ出版, 2006年)」に記載されている。シダは葉で主にその種別を見分けることが述べられている。今回観察したシダを採集し、図鑑を通して検索してみた。まずソーラス(胞子嚢群)は丸形で中間位置、次に4属に分けて整理する。葉先が槍の穂形をしている頂羽片。2回羽状中裂。調べていくうちに、ヒメシダ科の「ホシダ」の写真と実物が一致した。自然度の高い山中にはあまりなくて、山際や畑のほとりなどに普通にみられるとあった。当地の生息環境にもあてはまる。これから少しずつ、シダ植物種の同定ができるように観察を重ねていきたいと考えた。