赤羽根日誌 231 シシガシラ 一日一種の生き物記録

 

散歩道の路傍にシダ植物を観察。採集して調べたところシシガシラ(Blechnum niponicum)であることが判明した。太い根茎があり、放射状に葉を広げる。葉軸の上面に溝がある。栄養葉と胞子葉を形成し、栄養葉は長さ40cm前後。胞子葉は羽片がまばらにつき、やや長い葉を立ち上がる。シシガシラは日本全国に分布し、山道の路傍などによく生育する常緑のシダ植物で日本固有種である。太い根茎があり、放射状に葉を広げるが、斜面に生育していることが多く、斜面方向に葉が垂れ下がる傾向がある。このような様を獅子のたてがみに例えたのが和名の由来という。