スイカズラは常緑の木本性ツル植物で、道端に生育しているのを観察した。葉は対生。葉身は長さ3〜7cm、幅1〜3cmの長楕円形。縁は全縁で、先端はあまり尖らず、基部は切形または広いくさび形。葉形は変異が多く、スイカズラは、つるの先の方の葉が、冬も残る。残った葉は、裏面を内側に巻いた状態になり、寒さに耐えているように見える。中国名「忍冬」。和名は蜜があるので「吸い葛」。スイカズラは春に特徴ある花を咲かせる。花の色は最初は白く、やがて黄色になるので、金銀花という呼び名もある。花の形も独特であり、5枚の花びらの内4枚は合生して上側に反り返り、1枚は下側に曲がり込む。花が咲く春に、じっくり観察したいと考えた。