赤羽根日誌 229 ナズナ 一日一種の生き物記録

 

道端にナズナの花を見かけるようになった。小さな白い十字花をたくさんつける。 花弁は4枚、萼片も4枚である。 雄しべは6本、雌しべは1本ある。下のほうには実ができるが、先端部には次々と蕾ができて開花する。根際から生える葉はロゼット状となり、寒さに当たるほど羽状に切れ込む傾向にある。春の七草の一つであり、アブラナの仲間である。別名をぺんぺん草(ペンペングサ)ないし三味線草(シャミセングサ)と呼んでいる。これはいずれもハート形の実が三味線の撥(ばち)に似ているところからきている。