茅ケ崎市は比較的温暖な地域である。散歩道沿いの民家に大きく成長したウチワサボテンを観察し続け、気になっていた。住人に聞いてみると、約30数年位前に宮崎県から移入したものであることを教えてくれた。ウチワサボテンは南米や北米、タイ、イスラエルなどを原産とするサボテン科ウチワサボテン亜科、オプンティア属に分類される植物。サボテンの中でも丈夫な植物なので、民家の軒先や庭に植えられていることが多い。平たい楕円形の肉厚な茎を持つのが特徴で、うちわの形に似ていることから「ウチワサボテン」と名付けられている。ウチワサボテンは生命力があるため強い日差しにも耐える。ウチワサボテンは寒さにやや弱いものの耐暑性は強い植物。また、ウチワサボテンは乾燥地帯に自生しているため多湿な環境を苦手とする。サボテン科の植物は葉や茎に水分を蓄えていることで知られている。高校時代に鉢植えのサボテンを栽培したことを思い出した。