この時期、畑に「菜の花」に姿かたちがよく似た野菜があり、気になっていた。調べると、コウサイタイ(紅菜苔)であることがわかった。アブラナ科アブラナ属の二年草で、学名は Brassica chinensis f. honsaitai。中国の揚子江中流域が原産。国内には昭和時代に渡来、冷涼な気候を好み、高さは50~60㎝。葉は緑色で葉脈や葉柄、茎が紅紫色。和名は紅菜花(ベニナバナ)と呼ばれ、とう立ちした花芽とその若い茎や葉を食べることができる。菜の花より寒さに強く、寒い時期ほど、赤紫色が濃く鮮やかになるといわれている。