赤羽根日誌 209 クロマツ 一日一種の生き物記録

 

林縁にクロマツ。当地におけるクロマツを見ていると、高校教員時代を過ごした湘南地域の高校校舎内にクロマツがあり、初めての生物教材がクロマツの葉であったこと、顕微鏡で維管束の観察を行ったことを思い出す。またクロマツの針状の葉の横断面が半円形であること、フロログルシンと塩酸により染色した部分がきれいに観察できたことが教師生活1年目の私に、生物教材を開発していこうという志ができたきっかけでもあったように思う。クロマツは日当たりの良い海岸などに自生することで知られており、当地も海に近いことを感じさせてくれる。