赤羽根日誌 200 ビワの花 一日一種の生き物記録

 

道沿いの個人宅にビワの花が房咲きになっているところを観察した。東京世田谷で過ごした少年時代、自宅庭に大きなビワの木があった。父がデパートで買ってきたビワの種をゴミ捨て場として庭の地中に埋めたものが、いつの間にか大きく成長し、毎年実がなるのを楽しみしていた思い出がある。しかも、自宅庭のビワは大きくて、甘かったことを今でも頭の中に刻み込まれている。冬に花を咲かせるということよりも、夏に果実が熟すということだけが強く印象に残っていた。