赤羽根日誌 162 コセンダングサ 一日一種の生き物記録

この植物を初めて見たのは、東京・世田谷の少年時代。野原を駆け回った時、衣服にとげ状の突起が大量についた思い出があるからだ。後に、この植物が「コセンダングサ」という名前がついていることを知った。当地においては、道端で見かけた。散歩の草花図鑑(岩槻秀明, ビジュアルだいわ文庫)によれば、「熱帯地方を中心に世界の広範囲に進出して農耕地の雑草となっており、国内でも道端や荒れ地などなどで繁茂している」ことが記載されていた。キク科植物のコセンダングサは、江戸時代に渡来した帰化植物としても知られている。