赤羽根日誌 130 セイタカアワダチソウ 一日一種の生き物記録

セイタカアワダチソウ。北アメリカ原産のこの植物は、戦後急速に全国に広がり各地に大群生した。現在、かつてほどの勢いはないが、当地においても10月上旬ころから数か所で観察できた。黄色の頭花を枝の上側に多数つけ、1m以上の高さまで伸びていた。散歩の草花図鑑(岩槻秀明, ビジュアルだいわ文庫)によると、セイタカアワダチソウは、ある程度広がると、自分の出した成分にやられおとなしくなる。今や往時の勢いはなく、花は昆虫の蜜源として、綿毛つきの種は野鳥の食糧として生態系に溶け込んでいることが記載されていた。