林縁民家のコンクリート塀にミスジマイマイを見かけた。右巻きで縞が3本あることが名前の由来になっている日本固有のカタツムリ。淡黄白色の殻に褐色の色帯が3本入っているが、殻の大きさや色帯の数が異なる個体、色帯のないものなど個体変異が大変多い種類とされる。カタツムリは、雨が降った後など高湿度の日に動き回ることで知られているが、本種は当地において初めて観察した。カタツムリは、殻を作るためにカルシウムが必要であり、コンクリート塀で見かけることができたのは、コンクリートに含まれるカルシウムを摂取するためと考えられる。