赤羽根日誌 87 ツクツクボウシ 一日一種の生き物記録

林縁でツクツクボウシを見かけた。急ぎ足で近づいたが1枚写真に収めただけで、飛び去ってしまった。少年時代、ツクツクボウシを捕らえるタイミングは鳴き始める時の「オーシンツクツク・・・」を見計らうと採集する確率が高かったことを思い出した。鳴き終わるころの「・・・ウギウスウギウス・・・」には、取り逃がすことが多かった。細身で黒褐色、緑色の斑紋があるツクツクボウシはミンミンゼミに次いで、当時の少年たちに人気があった。人の気配には敏感であることも当時の少年は肌で感じ取っていた。