林縁で低く飛ぶ黒色の翅をした昆虫を目撃。翅の地色は黒色、白い紋が散りばめられ、鹿の子模様に見える。腹部は黒色で2本の黄色い帯がある。里山・雑木林の昆虫図鑑(今井初太郎, メイツ出版)で調べると、カノコガと判明した。カノコガ(鹿子蛾)は、チョウ目ヒトリガ科亜科に属するガの一種。葉の上では、鹿の子模様が緑色に見えたのは、鹿の子模様が透明であることが理解できた。触角が細く、ハチのような形をしており、ガとは思えなかった。名前の由来は翅の鹿の子模様からきている。奇主植物はタンポポ、スイバ、ギシギシなど。腹部の大きさから判断すると、写真の個体は雄と思われる。