中赤羽保全地域の赤羽山の道沿いでタイワンリスを目撃。移動中とみられ、すばやく姿を隠してしまった。
現在、神奈川県の鎌倉や江ノ島をはじめ、日本各地の観光名所で多く見られるようになった。在来種であるニホンリスとは異なり、観光用として飼育していた個体が放たれたり、逃げ出したりして野生化した結果、全国各地で繁殖し続けている特定外来生物。ニホンリスよりも一回り大きく、足や耳が短く、褐色のおなかが特徴。樹木の種子や果実、花、葉、芽、樹皮などを食べるほか、昆虫やカタツムリ、その他小動物、鳥の卵などを捕食するといわれる。タイワンリスにとって日本は温暖な気候であり、えさが豊富、天敵である猛禽類やヘビ類が少ない住みやすい場所である。そのため個体数が増え、生態系に影響を及ぼす危険や農作物への被害が拡大している。