過日、アルバムと資料を整理していたら26年前、当地で行動観察した記録が出てきた。1991年および1992年に予備調査を行い、1994年5~7月にかけて雌雄および雛の行動についての記録であった。当時の記録を見直して、改めて記録することの大切さを実感した。現在では、とうてい目撃することがないキジの写真と観察記録であった。雄の「ケン、ケン」という鳴き声に合わせた誇示行動、雌の警戒行動、雄の雌に対する求愛行動などであった。写真は、1000mmの望遠レンズを使い、オリンパスOM-1で撮影したものであり、遠くから撮影したにも関わらず、臨場感のある記録になった。