赤羽根日誌39 サトイモの葉に朝露 一日一種の生き物記録

サトイモの葉に朝露。サトイモの葉は、水をはじきやすい撥水性という性質があり、しかも雫がたまりやすい形状になっている。理科の実験で液体を固体表面に落とすと、表面張力で盛り上がった丸い球になることが観察できる。これと同じ現象がサトイモの葉の表面で観察できる。大阪大学の寺島一郎氏によれば、葉に着く露には2種類あるそうだ。1つは本当の露。2つめには根圧。サトイモなどで見られるのは、根圧によるもの。なるほど。梅雨の季節に露が観察できることに、なぜか嬉しい気分になった。