赤羽根日誌 36 ヤブカラシ 一日一種の生き物記録

 

ヤブカラシ。道端で観察。つる性の多年草。巻きひげを出し、他のものにからみつくことで知られている。小学生のころ、当時住んでいた東京・世田谷の家の垣根にヤブカラシが巻き付いていたことを思い出した。真ん中にある橙色の花盤は蜜が豊富なので、昆虫などが集まる。写真の花盤周辺には、アリとダンゴムシが写っていた。図鑑には、橙色の花盤に、緑色の花弁が4枚つき、4本のおしべと1本のめしべ からなることが記載されていた。自家受粉を嫌い、一つの花で雄花期と雌花期があることも記載されていた。興味深いことである。放っておくとはびこり、覆われた植物が光を浴びることができなくなり、枯れてしまうことから藪枯らし(ヤブカラシ)の名前の由来がある。