本日(2020.7.11)、コシアカツバメ観察のため川崎市平間~小島新田まで、多摩川河川敷周辺の学校と住宅地を歩いた。巣材である泥を運ぶ営巣環境が近くにあれば、何らかの手掛かりがつかめると考えたからだ。結果は残念ながら見ることはできなかった。小・中・高校と住宅地を歩いて、比較的建物が新しいことに気づいた。とくに中高層住宅の建物のつくりは、コシアカツバメの好むひさしになっていないことだ。コシアカツバメにとって多摩川河川敷に巣材の泥はあっても、建物に営巣できる環境が整っていなければ、訪れることはないものと考えた。しかし、今回もツバメだけは飛来している姿を何回か目撃しているだけに、何故コシアカツバメの姿だけが見られないのか謎が深まる。昨日、お二人のバードウオッチャーから嬉しいコシアカツバメの情報をいただいた。いずれも多摩川河川敷からのコシアカツバメ写真記録であった。ただし、昨年までのものであり、今年は未だ見かけていないとのことであった。お一人からは、多摩区矢野口周辺の住宅と学校が新しく建て変えられることが影響しているのかもしれないと述べていました。次回(8月予定)は、ポイントを絞って調査を行いたいと考えた。